ふと思い立って

事務所の近辺を走ってみた。ここに越して来た当初はたまに
走ることもあったのだが、近年は全く走っていない。

ジムのランニングマシンでは時たま走ったりもしていたのだが、
普通に道を走るのはもしかすると20年ぶり位かもしれない。

やったことがある人は分かると思うが、ランニングマシンで走る
のと普通に道を走るのでは明らかに道を走る方がキツい。ランニ
ングマシンは天気に左右されずに走れるという意味では悪くはな
いと思うが、本気で走っている人はやっぱり道を走って鍛えてい
ると思う。

30歳代の頃は割と外を普通に走るのが好きだったし、結構頻繁に
走っていた。とは言えこれまた空手に生かすための鍛錬の一環と
して走っていたので、長距離を長時間走ったりは余りせず、上り
坂になっているところを比較的短時間、タイムを計りいつも前回
よりも早く走り切ることを目標にしていた。

そうした方法で走ることが本当に空手に生きていたかどうかは分
からない。単に当時憧れていたとある空手選手の練習風景にあっ
たランニングの仕方を参考にしていたのだった。

本当に久しぶりに走ってみた感想としては、とにかく辛くて足が
思う様に進まないし全然スピードが乗らない感じだ。

事務所近辺の道は山に向かう上り坂になっているので、そこを少し
だけ頑張り事前に決めた場所まで登り続ける。そして帰りは事務所
へ向けての下り坂をただ下る。時間にしてものすごく遅い中学生が
グランドで1500ｍを走った時のタイム位。距離も全然短いと思う。
それでもかなりしんどくて驚く。

いくら何でも距離が短すぎるので、ふもとのバイパス付近まで歩い
て降り、あまり長くない適当な坂道があるので、そこを5～6回可能
な範囲で駆け上がる。遅すぎて全然ダッシュにはならないが、元々
走るのが遅かった俺としては特にくさることもなく走れている。

事務所に戻り適宜補強運動をしたとしてもせいぜい30～40分位しか
時間はかからない。今より辛くなくなることを目標に、様子をみなが
ら続けてみる予定。

幸い膝にはほぼ影響はない様なので・・。

空手の動きに直結しないにしても、走るのがつらいことはきっと普通
に動き自体に影響していることがあると思うからね。

「いくら足を鍛えて太くなったとしても、走れないというのではどう
しようもない。」と、かのブルース・リーも確か(?)言ってたよね。