今日は3月11日

あの日からもう9年が経ったのか。遅い昼食時にコタロウと
抱き合って一緒に震えたのがまるでついこの間のことみたいだ。

コタロウはもういないけどね。

9年過ぎた今、今度は新型コロナウィルスの感染拡大騒ぎで、
何だかまた当時と似た様な見えない不安にかられる毎日にな
っている。

午後小雨の中測量をしていると携帯が鳴った。土地家屋調査士会
白河支部の支部長からだった。白河の支部長さんは県内各地の調
査士会の中ただ一人の任期２期目なので、支部長会の議長になっ
ている。ちなみに副議長はじゃんけんで負けた俺なのだが・・。

調査士会県内各支部では4月後半位に支部総会というものを毎年
行っている。当然俺も会津支部長なのでその主催者になっている。
ところが、このところのコロナウィルス感染拡大の状態が続いて
いるため、その開催の中止や書面決議による開催等が各地で検討
されているという情報を教えてくれる電話だった。

支部総会には法務局支局の皆さんや司法書士会等近隣資格者の方を
ゲストとしてお招きして通常行い、会議の後は懇親会ということで
やはりそれらゲスト共々宴会をするのが通例になっている。

電話によればそうした懇親会はもう県内の他支部のほぼ全部が行わ
ないことにしているとのことだ。やはり人口が多く会員も多いから
なのか、中通りや浜通りの支部の方が危機感が強い感じがする。

例え総会を行うとしても、今回はゲストは呼ばないという方向性に
決まりそうとのこと。

支部総会の開催は結構な大仕事なので、実は縮小開催大歓迎なのだが、
9年前のそれとも似た今の見えない不安だらけの状態は本当に気が滅入
ってしまう。

今はとりあえず仕事自体は普通に出来ているが、そっちにも影響が
及びだしたら一体どうなってしまうのだろうか。かなり不安だよ。