境界標が見当たらない

との電話が昨年暮れに土地分筆登記を依頼された方から入った。

南北に縦長の土地を東西に２分割したので、東側にはプラスチ
ックの杭、そして西の市道側には側溝の縁に金属の矢印プレー
トを設置したのだが、その市道側のプレートが見当たらないと
のことなのだ。

実はこういう電話が年間数件はある。必ずしも分筆などをした直後
に工事等をするとは限らないため、依頼主が境界のあった場所を忘
れてしまうことがたまにあるのだ。

勿論、分筆登記の成果品としての地積測量図は先方に渡してある訳
だが、一般の人は図面の数字を見て現地で境界を探すということは
余り思いつかない様で、すぐにこっちに連絡が来ることになる。

今回の場所は喜多方市のかなり北端の場所で結構遠い。丁度昨日は
喜多方市内の別の場所で測量の予定があったので、ついでに見に行
くことにした。

これまでも大体こうした場合、行ってみると現地にはちゃんと境界
標があることがほとんど。とは言えここは雪国だから冬場に除雪車
が持って行ってしまったということも考えられる。念のために新し
いプレートとドリルも持って行ってみることにする。

現地には分筆時の測量図のコピーも持って行ったが、自分で設置し
たから数字等見なくても大体場所の見当はつく。思ったとおりその
辺りは土がかぶってしまい側溝の縁が見えなくなっていた。軽くそ
の土を取り除くと、程無くプレートが出てきた。

誰が見ても一目で分かる様、すぐ横に目印のための棒を刺し、それ
にピンクの蛍光色の標識テープを巻き作業終了。無くなっていなく
て本当に良かった。

こんな感じで地味な作業を繰り返しながら、あっという間にもう
6月も終わりだね。

今日金曜も自主稽古だが、7月は稽古日と夜勤がやたらと重なって
いるトシヤのため、木曜日も自主稽古日を設けることにした。場所
は火曜日の稽古場所の上、謹教コミュニティーセンター3階講習室。
参加したい会員がいれば是非どうぞ。

それにしてもトシヤは最近全然勤務希望が通らなくなって来ている。
試合の前日にまさかの夜勤とかをつけられない様に何とかお願いす
るばかりだ。