なのだが小さい子も結構最後まで参加してくれる。会員の
友人の女性が２回目の体験入門で参加してくれたり、そこ
そこにぎやかに稽古が出来た。
月初めに行われた審査会の合格者への帯が届いていたので
早速手渡す。また白帯が居なくなったぞ。新しい帯がみん
なよく似合う。本当に良かった。
さて、ちょっと前からナゴミさんが進学のためアメリカに
行く話はヨシツグ先輩から聞かされてはいたのだが、色々
諸事情が重なったということで、今回が稽古参加最後の日
となってしまった。
あまりに急なことでかなり戸惑ってしまったが、とにかくいつも通り
の時間を過ごしてもらう。最後に皆に挨拶もしてくれた。折角なので
稽古に参加してくれた会員全員と握手して貰うことにした。ナゴミさ
んは少年部女子の憧れの存在。異常に握手が長い子が出てきたりして
ね・・・。とにかく寂しくなるね・・
ナゴミさんは小学校１年位の時、当時武徳殿で稽古していた時に来て
くれたのが確か最初だったと思うが、その時すでにハードパンチャー
だったからか、サンドバックを叩いていたら拳の皮がむけてしまい、
絆創膏を貼ってあげたことをまるで昨日のことみたいに思い出す。
正式入会は小学４年生から。当初は父ちゃんと稽古後に行くおいしい
ラーメンが目的だった(?)と聞いているが、どうしてどうして三瓶道場
の厳しい審査会や、道場内のものではあったけれど試合も経験。そして
女子合宿等にも参加。中学では陸上部だったし、稽古参加回数自体は
そう多くは無かったけれど、中々に密度の濃い日々を空手の中でも過ご
してもらえたとは思っている。
帯はまだ下の帯だったけれど、アメリカに行ってしまう前に上の帯で
やる型も全てマスターして欲しくて、俺も頑張って教えたいと思って
いたのだが、それは叶わず・・とても残念だ。
新極真の空手は基本的に格闘技なのだと思うが、ナゴミさんにはアメ
リカに行く前に、何とか元々の空手が本来持つ奥深さの様なものを伝
えたかったのだが、それも・・・残念ながら叶わなかった。
とは言え、せっかく入会しても審査会も試合も、厳しいことを何一つ
経験せずに辞めてしまうのがむしろ普通の様な状況の中、色々な経験
をこのフルコンタクト空手の中でしてくれたことはとてもうれしいこ
とだった。
そうした経験の一つ一つを、きっとこれからの人生に・・ちょこちょ
こっと生かしてくれたら・・・こんなにうれしいことは無い。あなた
のこれからの人生が、煌めく光で満ち溢れています様に!
いや、絶対大丈夫。ナゴミちゃん頑張れ!
折角記念撮影したのに、青帯になったばかりのケイゴがハナさんの後
ろにふざけて隠れてしまってますが・・そこそこ良い写真が撮れて良
かった。本当はもう一人いるんだよっ・・てね。
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