昨日火曜日は

２部制の稽古日。

調査士の仕事を早めに切り上げ、犬と歩いてから稽古場所のコミセン
に向かわねばならない。気をつけて予定を組む必要のある曜日だ。

前半の子供中心の稽古には新入会の女の子を含めて大体いつもの面々。
それに加えてタカシさんとタマガワさんも参加してくれ、久々に
カンケさんも顔を出してくれたりで結構にぎやかになった。

内容は新しい子もいて審査会が近いこともあり、基本・移動・型。
小さい子達にはさっぱり楽しくないメニューかもしれないが、仕方が
無い。気がつけば長年やっているが、空手の基本動作は子供達には
なかなか説明が難しい。辛抱強く頑張るしかない。

それにしてもタマガワさんの型の動きには本当に驚かされた。
ほぼ見えない状態ながら、ほとんど立つ方向がぶれないのだ。
目隠しでもして試してみたいところだが恐らく俺には無理だな。

長年の稽古の賜物だと思った。

タカシさんが後半の稽古にも通しで参加してくれたことも有って、
後半も前半並みの人数で稽古出来た。何しろ火曜日は全員回りながら
目ならしが出来ることは余り無かったからね・・・。

この調子で少しずつでも参加者が増えていくと良いのだけどね。


さて、先週位からまた新たな場所の測量がらみの仕事を始めている
ところなので、その土地に隣接する地主さんを訪ねて立会いのお願い
をしていたところ。

その都度、どんな地主さんが登場するのかとドキドキものなのだが、
今日訪ねた方も実は前に2回訪ねて留守だったので、余計なことを
色々考え心配したりしていたところだったのだが、今日訪ねると家
の前に車が数台と停まっており、どうやら留守では無さそうだ。

実は前に訪ねた時、その方が太極拳の指導をされているらしいことを
家の前にある看板で知ったため、ネットに情報が無いかあらかじめ調
べ、どうやら今日の曜日のその時間帯はその場所で太極拳教室が開か
れているらしいことを知り訪ねてみたのだった。見事大当たりだった。

前回は閉まっていた門も今日はちゃんと開いている。2階を見ると部屋
の電気が点いているのが見える。インターホンを何度か鳴らすと、2階
の窓から60代位に見える男性が顔を出してくれ、すぐ下に行くから待っ
てとのこと。

そして玄関を出て来たその人の姿を見てビックリ。何と伝統派タイプの
空手着を着て黒帯を締めていたからだ。もう仕事関係無く興味津々だ。

立ち話も何だから2階へと言われ上がらせて頂くと、何とそこは36畳も
ある夢の様に立派な道場だった。床は温かみがあって柔らかい杉の集積
材とのことでとても良い木の香りがした。

中心市街地にあんな立派な道場があるとは本当に驚いた。仕事の話の他
思いがけず色々な武道の話等もさせて頂けた。その世界ではかなり有名な
楊名時先生の作られた団体の太極拳なのだそうだ。

全く偶然だが、高校一年の時、確か「６週間で強くなる」という松涛館
空手の先生の本の巻末に、その先生自身も習っているというその先生の
太極拳が紹介されていたと記憶している。

もしかしたら・・とっても幸運な出会いかもね・・。

それにしても立派な道場だった。
本当に俺もいつの日か、あんな場所が持ちたいよ。