定時総会があり出席してきた。
俺は会津支部の一応今は「理事」になっているのだが、近年
県の総会は大分ご無沙汰していた。ある事情から仕方なく
行ってきた・・というのが本当のところだ。
実は今回俺は「福島地方法務局長表彰」に該当したとのことで、
欠席してしまうと他の人が代わりに表彰台に上がらねばならな
かったり何だかんだ迷惑をかけてしまう、ということでの出席だ
ったのだ。
調査士の試験に合格したのが26歳の時、そしてこの仕事を始め
たのが28歳の7月。間も無く丸22年調査士をやっていることになる
のと（ずっとずっと超低空飛行だったが・・）、先輩方に「順番だから」
と声をかけられ、仕方なく様々な支部役員の職なども務めて来たの
で、そのご褒美ということらしい。
その昔やはり先輩の一人が同じ表彰を受けられた時、「俺はただ
生活のために働いて来ただけで、法務行政の円滑な運営に寄与
なんかしてないよ。」と言っていたが、俺自身も全く同感で、ただ
ただ自分の生活のために汗や泥にまみれ、時には青くなったりし
ながら働いて来ただけだ。
まあ、調査士の仕事自体は結構いろいろ厳しいものがあり、「良くも
まあ今まで無事に生き延びて来られたな・・」とも感じる。それに加え
自由業は実はいろんな面で不自由だ。
給料もボーナスも有給休暇も何にもない。何しろ定収入を得るのが
本当に大変。仕事が良く出来たって特別手当がある訳じゃあないし
誰かに褒められる訳でも無い。何しろ仕事の依頼を受けたらそれは
出来るのが当たり前で、仕事が完了しなければびた一文報酬は頂
けない。何となく「成功報酬」が当たり前の世界だからだ。
近年は「前金」や「中間金」を貰う人もいるとのことだが、恐らくそれは
大都会でのこと。こんな田舎でそんなことを言ったら、きっと仕事は余
所に行ってしまうことだろう。
だから、せめて業界内でささやかなご褒美位出そうか・・きっとそういう
事なのだろうね。
総会は昼またぎで大体5時間位かかるので結局は一日がかり。昼食
はどこかの仕出し弁当。まだ余り良く食べ物を噛めない状態の俺には
満足に食えるもの等無く、帰路についた夕方、休憩時に7-11で買った
コーヒーとアンパンが実質の昼飯・・。ひもじかったな・・・。
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