ラシーンの修理が済むまでだけどね・・。
昨日急にラシーンが壊れ、午後からの足はカンケさんに
借りたこの代車。マニュアル車だし慣れるまで実はちょ
っと運転辛かったのだが、慣れたら結構面白い。
運転時の着座位置が高く、いつもガタピシ言っていて
どこからか隙間風が来るし、道路のギャップを拾う度
ピョコビョコものすごく揺れる。
思い出したら軽トラってあれにそっくりだ・・・。
昔親父が乗ってたダイハツのタフトってジープタイプの車。
鉄板むき出しの室内は今時の軽自動車より遥かに狭い。後ろの
座席は進行方向では無く横向きに対座した状態のが2個着いて
いるが、ほぼ子供椅子サイズでどうやら緊急用。前後共トラッ
クと同じリーフスプリングのサスペンションなので乗り心地等
気にしていられない。
でも、そんな小柄な車体に2.8ディーゼルという強力な心臓を
持っていた。すごいパワーだし雪道も全然怖くない。
良く親父に借りて乗り回していた大好きな車だった。
快適装備なんか勿論ゼロ。一時の四駆ブームでも滅多に見ること
のない要するに不人気車だったのだが、俺は凄く好きだった。
先日たまたま乗ったタクシーで同年代らしい運転手さんと車の話
が思わず弾んだ。一般的な乗用車でも、思えば昔は魅力的な車が
沢山あったね、というところですっかり意気投合してしまったのだ。
その時のタクシーはハイブリット車。燃費リッター25キロの優れも
のなのだが、運転手さんはなぜか好きになれないと言っていた。
自分の車は古いワンボックスだそうで、とっくに買い替えの時期だが
今欲しいと思える車が無いとも話していて、そこでまた俺と意見が合
った。
毎日使う車だから便利で快適な方が良いに決まっているのだが、それ
だけだとつまらなく感じるのはなぜだろう。
親父はこのタフトの後、やや一般乗用車に近い感じのラガーという車
にも乗った。タフトよりはかなり室内も普通の車に近くなっていたが、
エンジンはやっぱり2.8ディーゼルで前後リーフスプリング。これも面
白い車で大好きだった。これまた不人気者だったけど、良く親父に借
りてあちこち出かけたものだ。
親父は本当は三菱の幌のジープが欲しかった様で、亡くなる直前まで
そんな話をしていたっけ。
ジープなら、確かに俺も今でも欲しいかもな。
味があっていいよな・・。でも、多分無理かな・・。
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