師走は

普段は「廊下を走るな！」と叱る側の「先生」位偉い人でさえも、余りの
忙しさについ走ってしまう時期（？）らしいが、ということは俺の様な
「平民」が走り回りバタバタするのは、考えれば何にも珍し事では無いよね。

依頼を受けている境界確定が何箇所か同時に大詰めを迎えており、昨日今日
と図面への確認印の押印をお願いするため、地権者さんの家を立て続けに
何軒も回って歩いている。

土地の境界立会は何れも異議なく終わってはいるが、以前もここに書いた通り
ちゃんと押印を得るまでは、やっぱりまだ気が抜けないのだ。

幸い時間は掛かったものの2日間で概ねのハンモライは終わり、遠方の地権者
さんのある方は郵送で押印をお願いのため先程速達便を送りちょっと一段落。

とはいえ、今回もハンモライに歩いた際は色々ご意見やら何やらもやっぱり
あった。最終的には皆ハンコは押してくれたのだが、この場合何にも言われ
ないことの方がむしろ珍しい・・・。

言える立場の側の人間が何か文句を言うには、ネタなんかには全然事欠か
ない。例えどんなことだってそのネタになり得る。境界とは何の関係もない
ことを言われることも多い。そして、決して文句を言えない側の俺は毎度そ
れを黙って聞きながら説得し、何とか無事ハンコを貰うことだけを考える。

長年この仕事をしているが、判貰いってやっぱり一番嫌な仕事だ。

考えれば現地で一旦全員が了解したから測量をし確認の判を貰うだけだと
言うのに・・・。ここで反対意見がぶり返しでもしたら・・大詰めどころ
では無く仕事が振り出しに戻ってしまう。だから余計に神経も遣うのよ・・。

そんなこんなで残り少ない今年の12月も早一週目の中盤。年内に一体あと
どこまで出来ることやら・・・。せいぜい頑張ってバタバタするしか無いね。