今日から９月

いよいよ季節も秋。今日の日中もそこそこ暑かったが、午後3時過ぎから
何だか急激に涼しくなり小雨も降って来て、何だか早速秋らしくなって
きた。

昨日鶴城コミセンでの稽古はオレンジ帯までの初心者が中心。丁度暑さが
戻ったところだったので結構しんどい稽古になったかもしれない。

それにしても土曜日は大体毎回ハーフの女子小中生が3人いるし、高校生
等若い年代が多いので、稽古の合間合間がとってもにぎやか。かなり厳し
い道場で稽古していた俺としては正直色々思うところがあるが・・皆良く
稽古自体も頑張っているからまあいいか・・。

それにしても、一応「指導員」という肩書を頂き、今はそれに加えて分支部
の代表者という立場でもある訳だが、十分にその「指導員」としての役目が
果たせているかどうかは・・正直甚だ疑問だ。

勿論いつも単に空手の技術に限った事だけでは無く、立場上分かっていても
らうべきと思う事柄全般について、色々事あるごとに話などもさせてもらう
訳だが、結構長く通って来てくれていた会員でも、たまにほとんど何にも分
かっては貰えていなかったり・・という事実を突き付けられ愕然とする。

昔のアメリカのテレビシリーズ「ロングストリート」の話中で、ブルースリー
扮するリーチョンに「マーシャルアーツの技術を教えてくれ」と言って来た
人に対し、「私は指導など出来ない。出来るとすればあなたの自己啓発の手
助けをすること位だろう。」等とリーさんが話すシーンがあった。

確かに人は心底欲していることであれば、他者からの「指導」という形が無
くとも必死に自身の手でそれらを何とか身に着けようとするものなのかもし
れない。

もし、「指導」していたつもりのことがまるで理解されていないとしたら・・
それは概ね「余計なお世話」の部類に入る事柄まで理解させよう等とした結果
なのかもしれない。

確かに、結局は自己啓発の手助け位しか出来ないものなのかもしれないが、
上辺以外ほとんど何にも理解されていなかったとしたら、やっぱり残念で
ならない。

世の中には色々な考えの人がいるのだから、何とも仕方の無い部分はあるとは
思うのだが・・・。