今日からいよいよ5月

なのに何なんだこの寒さは。午後から境界立会いがありそのまま測量を
して来たのだが、こんなに寒いとは思わずかなり薄着のまま作業してい
たらすっかり体が冷えてしまった。

冷えは神経痛の大敵だというのに・・・またやってしまった。
それにしてもいい加減暖かくなってほしいもの。このままだとまた事務所
のファンヒーターの灯油を買い足す必要が出てきそうだ。

昨日今日明日は連休中日の平日なので俺も普通に仕事なのだが、大方の
予想通りお城周辺の道路は結構混雑しているね。道路一本避けるとガラ
ガラだったりして笑えるが・・。

それにしても本当にもう5月。寒いのも困るけど・・雪だけは勘弁してね。

このところ平日の稽古など会員の集まりが遅い時や自主稽古の時等に型
をやることが多いことは少し前にもここに書いた。極真の型の場合もある
し他の団体の型もやることがある。（ちなみに「型」ではなくて「形」と
書くところもあるんだね。）

少し前、古伝空手や古武術の身体操作がとても流行った時期があった。
その際、「本土に伝わる際体育的に変貌してしまった型（形）は意味が
無い」という様な記述をした本や雑誌を見ることも多かったが、今時々
やってみているのはまさにその「体育的」と言われた種類の流派の型だ。

本やＤＶＤや動画サイト等を見て何とか一応の動きを憶えてやってみる
のだが、これが案外為になっている様に感じている。ただ極真を20年間
やっているので、引手の位置や動きそのものも何となく「極真風」にな
ってしまっている感があるのだが・・その辺はご愛嬌・・。

型にはその動き一つ一つにある「用法」が隠されているので、それを変
えてしまった現代の型には色々問題があるとする意見にも勿論一理ある
訳だが、元々型を繰り返し稽古することで「空手に適した体を造る」と
いう意味も本来あったらしいから、俺が為になると思う点は今のところ
そっちの方だ。

やっとのことでどうにか動きを憶え、繰り返しやってみたら・・とんで
もないところがあちこち筋肉痛になったりして、今のところとても面白い
発見が続いている。

何しろ誰かの言ったことや本などから得た情報を簡単に鵜呑みにするのは
危険だ、ということも再確認出来た気がする。

「学びて思わざればすなわちくらし。思いて学ばざればすなわちあやうし。」

人は百人百様。ある人には大して為にならないことでも、他の人にとっ
てはものすごく大事なこともあったりする訳。

そうした情報を受け取る時期の問題もある。同じ人であってもその受け取
る時期によってはアンマリ意味を感じなかったのが、後に凄い意義を見出
したりということもきっとあるだろう。

積んどいた本を久々にふと読んでみたらびっくり！てなことはきっとある
に違いない。

とは言え、せっかく稽古の成果を試す場に事欠かない新極真会にいるのだ
から、全ては実際に戦う際に役立てられる様にしたい、とはいつも思って
いる。