すっかり春らしい好天が続き

暖かいのは良いのだが、目がかゆくって仕方がない。
そろそろ花粉の飛散も勢いを増して来ている様だ。

さて、春ということで今年は何かを始めるぞ！と考えている人も多いと思う。
昨日の冗談の続きでは無いが、空手道場でもやっぱり入会者の多いのは春先
だと思う。

そういう俺も、平成5年の4月1日（木）から当時武徳殿でやっていた三瓶道場
会津若松分支部に入門する決心をしていたが、土壇場で少しだけビビリが入り
結局4月3日（土）から入門。そして間も無く空手歴20年となる。

20年前というと会津の空手の業界事情も今とはかなり違っていた。第一に今程
多くの団体は当時なかった。第二に今と違ってどこも結構怖い感じで、入門に
はかなりの覚悟が必要な感じだった。第三にごく一部の団体を除いては子供の
生徒はほとんどいなかったし、中年男性もほとんどいなかったと思う。

俺の入った当時の分支部も、10代・20代の若い男性がほとんど。それでも中年
男性と女性が少しだけいて、ちょっとだけホッとしたのを思い出す。

だから29歳での入門だったのだが、当時としては空手を始める年齢としては
かなり遅い感じだった。今となってはそれでも十分に若かった訳だが・・・。
何しろ先生と一部の先輩（マツキ・ヨシツグ両先輩だ）以外は皆年下の先輩
ばかりだった。

稽古内容もとにかく壮絶だった。技術的説明は勿論随所にあるにはあったの
だが、全般的にはやはり激しい組手・激しい稽古を体で憶えつつ慣れて行け
といった感じ。

空手団体が会津でも2ケタ以上もある今日、道場会員のメインはやはり子供達
というところが多い様だ。それと中年男性と女性がどこも意外に多い感じ。
10代・20代の若者は何処へ行った・・。

会津南分支部には幸い今も10代・20代が多くは無いがちゃんといる！
良かった！

「極真」の名の付く団体も、これまで何度も書いてきたとおりここ会津にも
ものすごく沢山存在する。新しい名前になり技術体系も変化し、従来は無か
った型その他の技法を取り入れた団体までもあるそうだ。

勿論それは決して悪い事では無いと思うし、自然の流れだと思う。トップが
変われば中身が変わるのも至極当然のことだと思うからだ。

やってみたいと思う側にとっても、選択の範囲が多くなったのは良いことだ。

興味がありこの春空手を始めてみたいと思っている人には、是非複数の道場の
稽古場所に足を運び実際の稽古や道場内の雰囲気など良く観察して入会を決め
て頂ければと思っている。

同じ空手をやるにしても、その目的は人によって様々。出来るだけ自分の目指
すものに合ったところを選んで頂きたいものだ。

組織のバックは何だとか大元は何だとかも確かに大切だが、今目の前で行われ
ていることの方がその何倍も大切なことだと思うので。