自主稽古納め、という事で一年間の空手の行事が
とりあえず一区切り終了した。
今年は大地震や原発事故の影響で試合・合宿その他
行事が沢山中止になったりしたし、原発からはかな
り遠く離れている会津に居るとはとは言え、放射線
の事等生まれて初めて経験する不安感等もあったり
結構大きな余震が続いたりと本当に大変だったが、
総じていつも通り良く稽古し自分の事仲間の事共に
多くの進歩や収穫もあった実り多い年になったので
はないかと思う。
それではここで昨日の型大会の結果報告。
【2011・12・24 第9回会津道場型大会】
優 勝 玉川 晃
準優勝 菅家颯太
第三位 大内真樹子
敢闘賞 菅家淳一
玉川さんは皆が知っているとおり様々な身体的ハンデが
あるのだが何と今回が2度目の優勝だ。凄い事だと思う。
去年よりは人数は多かったもののかなり少人数。とは言え
皆の前で一人で型をやるというのはそれだけで結構緊張も
するし大変だ。結果もそうだけれど人前でとりあえずしっ
かりとやり切ったという事だけとっても、これまた凄くさ
さやかではあるが「小さな成功体験」と言えなくもない。
結果はともかくそう言う意味では今回出場した全員がとて
も素晴らしい頑張りを見せてくれたと俺は思っている。
そして今回、以前はやっていたがこの2年位割愛していた先輩
の型披露も復活させ、マツキ先輩、ダイスケ君、そして俺の
3人がそれぞれ別の型を皆の前でやってみた。正直我々も普段
そんなに熱心に型に取り組んでいる訳では無いのでここ数日
・・結構陰で練習してたのよ。
上級者の型と言えば「三戦」「転掌」等が稽古としては効果が
高いと思うのだが、平安や大極等しか知らない下の帯の人達に
も参考になる型をと言う事でそれらは除外し、敢えて動きが有
り難し目の型に挑戦したのだ。
今回は振らなかった上級者の人達にも、次の機会はしっかり
やってもらうのでよろしく。
さて、今日の日曜自主稽古は「年忘れスパーリング大会」（！？）
として少しの休憩をはさんだ以外は大体1時間程続けてのスパー
リングを行った。勿論強度はかなり軽め。最後は15分程度皆で
車座になり飲み物片手に反省会の様な感じで語り合ってみた。
いろいろな意見や考えも飛び出したり結構良い時間になったと思う。
今年一年を表す漢字一文字として「絆」が選ばれたと言う事だが
俺にとっても確かにそうだったな・・と今感じている。会津は県内
全体の中でもかなり呑気な感じの被害状況・被災状況ではあるかも
しれないが、それでも今回の大地震やその後の原発事故の事等では
誰にとっても不安が付きまとう一年となったし何と言っても事態は
終息等しておらず、下手をするとこの先何年もの間そんな不安が
つきまとうのかもしれない。
その様な特別な事態が何にも無くても日々生きていれば各々が個々の
生活の中で色々な困難に直面したりして辛い事や悲しい事や悔しい事
等様々ある訳で・・日々誰もが「もがいている」様にも思う。
そんな日々の中、道場（我々の場合は稽古場所）に皆で集まり共に
空手で汗を流したり様々な事を話し合ったりすることで「リセット」
出来てまた大変な日々の生活に戻り頑張る事が出来る・・会員の皆に
とってここをそんな集まりの場に出来る様、今後も道場運営をして行
きたいと考えている。
俺自身道場での仲間達の存在に今年一年色々な面でどんなに助けられた
事か・・。皆さん今年も一年本当にありがとうございました。間も無く
迎える新しい年もお互いにとってきっと良い年にしましょう！
コメント