今日は

赤穂浪士討ち入りの日。そして多分毎年書いているが俺にとってはとても
仲の良かった父方の祖父と祖母の命日でもある。祖父たちの話はこれまで
何度も書いているが、この日は自分自身にとって余りに印象的で忘れる様
な事は今後ともなさそうだ。

ところで「忠臣蔵」といえば、討ち入りに至るきっかけを作ったのは結局
は吉良上野介の意地悪が原因。何でも袖の下を渡さなかった浅野内匠頭に
あれこれと随分露骨な意地悪をしたとか・・。今も昔も当然ながらいろいろ
と人間関係とは難しい事が付きまとうものの様だ。

そういえばこの年になると時々忘れているのだが、俺は小学4年生と中学
3年生の一時期所謂いじめに遭っていた事がある。今になって思えば近年
ニュース等で聞く陰湿で壮絶ないじめには程遠く・・随分と呑気ないじめ
られ方で有ったとは思うが・・。

大人になってからも要所要所で似たような経験はやっぱりある。思えば
パワハラの様な事も何度かあったな。今の仕事をする様になってからは
いじめというのとは違うがゴネられて困る様な事は相変わらず頻繁に・・
やっぱり有る。

やはりここにも何度か書いた事があるが土地の境界立ち合いが絡むとどう
してもそんな事に多く出くわす羽目になる。勿論毎回では無い訳だが・・。

境界立ち合いというのはどうしても今必要に迫られて土地の測量の必要な
我々への仕事の依頼主側が周辺の土地所有者に「お願いする」という形に
なるため、やっぱり様々な思惑から話がうまく進まずまた全く予期せぬ様
な揉め事が起きたりと当然嫌な思いをせざるを得ない場面がどうしても多
くなる。

地面はどこまでもくっついてつながつている訳で、立場変わって今回お願い
されている側がいつかお願いする側になる事も必ずある訳なのだが、ゴネる
人達は一般的に凄い勘違いをしていて、今回何か自分だけに「権利」が発生
した様に取ってしまい無理難題を吹っ掛けて来る・・何て事等も有る。

こっちも一応この道のプロとして何とかあの手この手で納得して貰って押印
までこぎつける訳だが・・正直結構シンドイ。絶対に意地悪としか思えない
様な事を言われたりされたりも良くある事。とは言え基本的に仕事を終えな
い事には報酬も頂けないから必死に食らいつくしかない。

必死にあれこれ試みれば何とかかんとかまとまる事が多いのだが・・勿論まと
まらない事だってタマにある。金にもならないし・・結構打ちひしがれたりも
するのよ・・。

関係無いけど最近不思議な法則を発見した。偶然かもしれないけどさ・・。
それは電話等で何かを(立会などを)お願いした際、何だかグズグス言ったり
感じが悪かったりする人は・・実際に合ってみるとすごく良い人が多い。

電話は相手が見えないからこっちは物凄く丁寧を心掛けて話すのだが・・
それが却って変な警戒や疑いを生むのだろうか・・。そう言えば突然の丁寧
な電話って・・やっぱりセールスとかが多いよな・・。

そんなこんなとやり合った相手に、仕事終盤・・不意に思いやりとねぎらい
の言葉を貰ったりしてちょっと「ホロッ」とする様な事もあったり・・・
やっぱり「根っからの悪人」何ていないんだよね・・。