普段滅多に

着る事の無い背広を着て、今日は公共嘱託登記受託のための役所関係
への挨拶周り（＝要するに営業）で一日が終わってしまった。途中小雨も
あったがこの時期にしては然程悪くは無い天気だったのでいろいろ他の用
事もかたずけたかったのだが・・・まあこれも一応協会役員のお役目なの
で何とも仕方が無い。

行ったのは北塩原村に喜多方市に金山町に只見町。はっきり言って移動時間
の方が挨拶してる時間よりずっとずっと長く半分ドライブに近い状況なのだ
が、金山町と只見町では7月末の大変な豪雨の爪痕が当然ながらあちこち残る
凄い状況でもあり、そんなに呑気な気持ちではいられなかった。

災害直後ならきっともっと凄かっただろうが、3箇月以上経過した今でもかな
りひどい状況で氾濫した只見川のあちこちにその爪痕が残っており、当時完全
に家が水没したらしい集落や落ちたままの鉄橋や橋・・・ついでに豪雨の後ず
っと不通になっている只見線の線路には草が沢山生えていたり・・本当にひど
い状況だった。

俺も所属する公共嘱託登記土地家屋調査士協会は公益法人化を目指している
最中とあって災害ボランティア等にも積極的に取り組んでいるのだが、只見
にしても金山にしても当初あったボランティアセンターは9月末頃で既に解散
されており、この方面での活動はもう出来ない事も今日の挨拶回りで確認し
て来た。

実際に見ると本当にこんなところにまで水が来たのかという様な所ばかり。
自然災害に人間は本当に無力だ。

行き帰りの車中、なぜか話題は「カマキリの卵」の事に・・。
何でも今年はカマキリが植物の枝のかなり低い位置に卵を生んでいるらしい。
猪苗代あたりでも地上15センチとか山岳部でも地上70センチだとか何とか・・。

そうした場合通常その冬の積雪は少ないという言い伝えがあるのだそうだが、
ここにも度々書いている様にカメムシの大量発生の件もある。果たしてどちら
の昆虫の判断（？）が正しいのやら・・・。

昆虫の判断に頼っている時点で既に・・人間ってとっても無力だ・・・。