今日は本部道場で実施の

黒帯・茶帯耐久（？）稽古会に参加して来た。

普段の合宿とは違い対象の帯が限定されていたので人数的にはかなり少な目
だったが、それでも本部道場はほぼ満杯！かなりの蒸し暑さの中概ねの予想
通り（？）なかなか大変な稽古会となった。

今回の稽古会は機関誌空手ライフでも先に紹介された先生の理論いわゆる
「三瓶理論」に基づく体の使い方を実践するための呼吸法、立ち方、鍛錬法
（独特の補強運動）等の稽古だ。

まず上半身は肩甲骨や横隔膜を意識的に使い体の重心を意識的に重くすると
共に背中側の大きい筋肉を主に利用しての攻撃技及び受技の実践のための稽
古となり、下半身は先の横隔膜を意識して落とした重心を骨盤を意識的に使
用しての蹴り技習得等のための稽古である。

午前中は最初にペアを組み相対して、上半身は手を引く事で各自の横隔膜を
落とす意識が実際に効果が出ているか、また両手を押えられた状態で手先・
肘・背中（肩甲骨）を意識した事が実際の動きの中で出来ているかのかどう
か等を確認しながら、下半身については足先・骨盤・横隔膜を落とし尚且つ
骨盤に意識をするという様に段階的に意識を変え相手に下段回し蹴りを当て
その変化を確認しつつ、基本稽古等を普段より回数は多く但し気合は入れず
に行った。型は三戦と転掌のみの実施だった。

補強的運動としては上半身は主に肩甲骨・背中を意識するための運動として
中国拳法のスワイショウの様な縦の動きと横の動き２種類の腕振り運動が、
下半身では独特の四股踏みの運動が紹介された。

午前11時30分頃待望の水分補給の休憩が・・足の攣りやすい俺は水・スポーツ
ドリンク等を合計6リットル持参。何が何でも多すぎだったかなと思ったのだが、
結果計3リットルしっかり補給したお陰で何とか今回は足は攣らずに済んだ。

昼食休憩を挟み午後は1時半から稽古開始。 三戦と転掌、基本、移動稽古と
進み約束組手へ。最初は落としつつ背中を意識しての突きを相手に実際に入
れる稽古、同じく背中を意識しつつの突きの防御、前蹴り・後ろ蹴りの防御
と続き、最後は2分間で連続10人とのスパーリングが行われた。

様々な稽古と暑さで疲れ切った身体に10セットのスパーリングは正直かなり
堪えたが、何とか動き切りどうにか終了。参加された他の皆さん方にも特に
怪我等も無く稽古会は無事終了した。暑さとの戦いもありかなり大変だった
が今回も多くの発見のある良い稽古会となったと思う。

事前に6時間と言われていた稽古会だが、結果午前午後共２時間半の合計5時
間で終了。それでもかなり長かった訳だが、俺個人としても様々な発見のあ
る良い稽古になったと思っている。

参加された皆様、長時間本当にお疲れ様でした。

１年のうちで最も暑いこの時期に体力的にもかなり厳しい今回の様な稽古会
を経験したことは会員個人個人にとって今後の稽古に必ず役立つとても意義あ
るものになったと思う。