２月といえば・・

極真の道場に初めて見学に行ったのは１７年前のやっぱり２月だった。
時期的に当然寒い日だったがストーブにあたらせてもらいながら稽古を
見させてもらった。場所は武徳殿。道場生の人数はかなり多かったと思う。
中学生が一人いた以外確か全員が大人だった。
やはり若い男性中心ではあったが中年と思しき方も数人見られ・・
それで少しだけ安心したりしてね・・。
極真の稽古はとても激しいと聞いていたから正直道場に入るだけでも結構
勇気が要った。そして寒さも忘れて最後まで食い入るように見た。
本当はすぐにでも始めたかったのだが当時俺は拳法道場の責任者で子供中心
ではあったが十数人の生徒を持つ身だったし仕事も・・既に調査士の資格は
取得していたものの、訳あって深夜担当のコンビニ店員・・極真入門などと
ても無理な状態だった。

当時２８歳・・今思えば全然若かったのに・・３０歳を目前に自分がこれから
どんどん衰え極真空手をやりたくても到底出来なくなってしまう日が刻々と迫
っている様な・・・妙な焦りを感じた事を思い出す。
見学した稽古を思い出す度に早く空手をやりたくて・・当時抱えていた諸問題
を必死に解決しその年７月に土地家屋調査士をどうにか開業した。
資格者としての独立開業は当然俺の夢でそのために頑張って勉強して資格を取
ったし同業の先輩のところでも頑張って数年間修行した日々があった訳だが・・
結果として極真空手をやりたいという気持ちが知らないうちにそれを更に後押
ししたことは多分間違いない。

そしてその翌年４月にやっと始めた空手も・・・もうすぐ丸１６年になる。
辛いことや大変なこともいろいろあったが・・相変わらず空手は楽しい！
幸運にも息子二人も空手に入ってくれたので子供達の成長の思い出＝空手の
思い出・・だったりもする。子供達にとって本当にそれが良いことだったのか
どうかは・・今はまだ分からないが・・・将来恨まれたりしてね！
でも、俺にとっては間違い無くとてもありがたくてうれしいことだった。

さて２月といえば・・もう一つ・・来週は俺の誕生日。
４５歳だからもうとっくに目出度くも無いが・・・本当に早いものだ。
この空手の中でこれから俺に何が出来るだろう。
それともそろそろ潮時か・？？・・。
いやいや・・出来る事ならまだまだ・・何とか頑張りたいな・・。