鍛えた拳はどこへ行く
2008年3月14日コメント (4)以前所属していた武道団体がナゾかけの様に使っていた
文句だ。つまりは武道・武術という人を制圧する技術の
稽古をして鍛えた成果を一体何の為に役立てるのかとい
うことを言いたかったのだと思う。そしてそこでは稽古
を「人づくり」の一環とし「学科」と称して道徳教育の
様な事も行なわれていた。
要は心も体も鍛え勉強もしながら良識のある人間を沢山
つくってこの国を・・ひいては世界を良くして行こうと
いう考えがその団体創始者にはあったのだという。
何しろその団体は「宗教法人」でもあったから・・・。
かなり難しいことだが・・・その姿勢としては素晴しい
ものだったと今も思っている。
そもそも人は空手を何のために始めるだろうか。
各自様々な動機があると思う・・。当然だ。
間違っても「空手を修行して立派な人になりたい!」
なんてのはいないと思うが・・。
そもそも稽古して始める前より強くなったとしても人間的に
も成長するとは必ずしも限らない。
殴られて人の痛みが分かるようになって優しい人になる・・・
皆無ではないだろうが・・売りに出来る程誰でもにみられる
効果ではない・・そう・・・テレビショッピングではないが
「効果には個人差があります!」なのだ!
それに鍛えているのは何も武道関係者だけではない。
他のスポーツの人も凄く鍛えているし、もしかしたら宗教
団体の人だって独自の修行法で鍛えているのかもしれない。
しかし、武道関係には多くの人が「教育」も求めている。
着物に帯姿という考えればかなり不思議な団体だから(?)
・・・きっとその中身に対する期待も凄いのだと思う。
そう・・体を鍛える事+αを求められているのが武道系なの
だ。いくら効果には個人差が・・とは言っても・・何とかそ
うした期待に応えなくては・・それが出来なければ空手には
未来も存在意義も無いかもしれない。
文句だ。つまりは武道・武術という人を制圧する技術の
稽古をして鍛えた成果を一体何の為に役立てるのかとい
うことを言いたかったのだと思う。そしてそこでは稽古
を「人づくり」の一環とし「学科」と称して道徳教育の
様な事も行なわれていた。
要は心も体も鍛え勉強もしながら良識のある人間を沢山
つくってこの国を・・ひいては世界を良くして行こうと
いう考えがその団体創始者にはあったのだという。
何しろその団体は「宗教法人」でもあったから・・・。
かなり難しいことだが・・・その姿勢としては素晴しい
ものだったと今も思っている。
そもそも人は空手を何のために始めるだろうか。
各自様々な動機があると思う・・。当然だ。
間違っても「空手を修行して立派な人になりたい!」
なんてのはいないと思うが・・。
そもそも稽古して始める前より強くなったとしても人間的に
も成長するとは必ずしも限らない。
殴られて人の痛みが分かるようになって優しい人になる・・・
皆無ではないだろうが・・売りに出来る程誰でもにみられる
効果ではない・・そう・・・テレビショッピングではないが
「効果には個人差があります!」なのだ!
それに鍛えているのは何も武道関係者だけではない。
他のスポーツの人も凄く鍛えているし、もしかしたら宗教
団体の人だって独自の修行法で鍛えているのかもしれない。
しかし、武道関係には多くの人が「教育」も求めている。
着物に帯姿という考えればかなり不思議な団体だから(?)
・・・きっとその中身に対する期待も凄いのだと思う。
そう・・体を鍛える事+αを求められているのが武道系なの
だ。いくら効果には個人差が・・とは言っても・・何とかそ
うした期待に応えなくては・・それが出来なければ空手には
未来も存在意義も無いかもしれない。
コメント
思わずコメントしてしまいました。
若かりし頃、強い人間には決して悪い人間はいないと信じて空手に触れてきましたが、残念ながらそうではありませんでした。
純粋な気持ちは見事に裏切られましたが、逆に人間は外見で判断できないことを教えられ、今、その事が役立っています。
皮肉なもんです。
それでも世の中には身体、魂を磨くために日々精進している人間がいることを今でも信じています。
機会がありましたら中島敦著作の名人伝を読んでみてください。
その物語から何を教えられたか、それをはっきりと伝えることはできませんが、究極の求道者の姿を私は感じました。
物事すべてに於いて軸がぶれると遺憾に思われ。
拙者、軸がぶれぬ様に日々心身共に精進いたす所存でござる。
拳は心ですじゃ。
コメントありがとうございます。不思議な名前でも大体どなたか分かりますよ。私は興味の範囲が偏った変わり者ですので色々な情報やアドバイスを頂けるのは本当にありがたいです。
中島敦・名人伝も是非読んでみたいと思います。
私も空手をする者のはしくれとしてこれからも出来る限り精進したいと思います。